これは とある地方に実在するスーパーマーケットの実話です。
このスーパーは人 口5 万人ほどの小さな町の小規模のお店ですが、売り場面積に対する売上がも のすごいので、同業他社が視察研修に何社も来るそうです。
どうやら商品の特徴を伝えるポップが個性豊かでお客様の心を魅了しているのが一つの売上向上 の原因みたいです。
いわゆる『ブランド構築』です。
店内のポップでブランディング構築
どのようなキャッチコピ ーをポップに書くのかいくつか紹介します。
“海の濃厚ミルク 今年も入荷しま した 長崎 五島列島産 超大粒岩牡蠣”
“太陽の恵み 地元 高橋さんの傑作 リコピン増量トマト”
さすがにコピーライティングには自信の有る私も関心する くらいのキャッチコピーです。
このキャッチコピーの下には近寄ると読めるく らいの大きさの文字で更に説明文が付け加えられています。
しかも売り場の班 長クラスの何人かの担当者がそれぞれ書いています。
これにより普通の牡蠣や普通のトマトが、ブランデングされているのです。
生産者もこれを見るとき っと喜ぶことでしょう。
キャッチコピーがよいから売れるわけではない
しかし視察に来る社長さんや店長さんは、このお店の ポップの書き方ばかり気になり
「どのようなキャッチコピーが一番売れるよう になりますか?」
など聞かれるのでこのスーパーの店長は困ってしまうそうで す。
視察に来る多くの人が同じような事を聞くので、ついには、こう回答したそう です。
「うちのスーパーのそのような表面的な事を学ぼうとしても参考になりま せんよ。
どのようなキャッチコピーが良いのではなく、社員に日頃どのような 教育をしたらこのようなキャッチコピーが生まれるかの方が大切です。
それが売り上げアップの近道です。」
そうなのです!
キャッチコピーの書き方をまねするだけでは 『ブランド構築』にはなりません。
ブランディングには日頃の社員教育が重要なのです。
なかなか奥が深い事なのです。
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