松下電器(現パナソニック)を一代で築き上げた、経営の神様といわれた 故 松下幸之助さんさんが最も大切にしたもの、それは 「人」 つまり 「社員」 でした。
「松下電器は人をつくるところです。併せて電気器具もつくっております。」
私が初めてこの言葉を知った時の感動は今でもしっかり記憶していますが、その時は この言葉の持つ奥深い本当の意味を理解していなかった様です。
平成15年に会社を設立し、十数年経った今現在まで、日々の業務より『人』の成長を意識して経営をしてきたのだろうか?と自分に問いかけた時、答えはやはり 『NO』 です。
かつて、社員に対して『何故そんな事も判らないのか!』とイライラして怒鳴ったりした私がいました、するとそんな経営者の元には、良い人材はやってきません、するとまたイライラして怒鳴ってしまうの繰り返しでした。まさに負のスパイラルに陥てしまっていたのです。
その失敗経験を活かし設立15年も経ってしまいましたが、初心に戻って弊社のジョブディスクリプション(職務の目的・意義)や、パーパスコンテンツ(企業理念・存在価値)をいかにして社員と共有するかというテーマに真摯に向き合いたいと考えます。
その前に簡単に弊社の経緯に触れたいと思います。会社設立当初の主たる事業は自動車の板金塗装業でした。それから自動車の販売も手掛け、同時に、その頃はやり始めたヤフーオークションに自動車用品を副業的スタンスで出品していました。後に主たる事業であった、自動車板金塗装と販売は企業譲渡し、副業的立ち位置にあった自動車用品販売をメインとする事になりました。それに伴い、自社ホームページの製作や楽天の参入も果たし、徐々に業績をあげてきました。
これらの経験を積んでいるうちに、商品の差別化(ブランディング)がしっかりできれば、自動車用品に限らず、どんな商品で売れる自信の様なものが芽生えました。
そして立ち上げたのが、売れるホームページ制作(集客に特化した経営コンサルタント)です。この事業の達成感の大きさは魅力的です。弊社培ってきたノウハウは地元をはじめ多くの企業様の役に立つかもしれないのです。しかし以前からイメージしていた事業ですが、なかなか重い腰が上がらず着手できないでいました。
その理由の一つに、魅力的なのですが 顧客との接点が強すぎる事です。顧客対象となるクライアントさんは、当然、売上の伸び悩みに苦しんで頼ってくる人ですから、『結果にコミットする』と言い切った以上は、結果を残さなくてはなりません。ある意味では、クライアント様とその社員様の人生を背負っているのです。
しかし この事業に踏み切る原因となり後押ししれくれた考え方の変化が、『わが社員と共に成長すれば、乗り越えられない訳がない』です。私一人の力で何とかしようというような以前の自分ではきっと踏み切る事はできなかったでしょう。そして弊社の事務所内を ふっと見渡してみました。入社5年も経つ頼りになる女性のデザイナーや入社1年と経験は少ないがやる気に満ち溢れている男性社員など、他にも頼もしいばかりのスタッフです。そしてまだまだ成長の余地を残しています。
この新規事業もありがたいことに早々に数社との契約が取れ、軌道に乗りつつあります。そこで、新たに共に成長する社員を募集する運びとなりました。我々の企業理念に共感される方に 是非言いたいのは、『面接と言うよりも我々の夢の続きを聞きに来てください!』です。ここでは伝えきれなかった事がまだまだ沢山有るのです!