前例がないからやる-元アサヒビール社長 樋口廣太郎さんのブランド戦略-

30年前のアサヒビールのシェアをご存知ですか?

あなたは、現在のビール業界でナンバーワンの38%のシェアを誇るアサヒビールの30 年前のシェアをご存知でしょうか?

なんと10%を切っていたのです。

シェアが右肩下がり状態だった当時、

“アサヒビール”の社名を皮肉られ”ユウヒビール”と言う人も居たくらいです。

当時20 歳くらいだった私の記憶ですが酒屋にアサヒビール買いに行ったとしても見つからないくらい希少なビールでした。

たまたま飲む機会がありましたが、雑味を強く感じ、正直言って不味いと感じました。

そんな私のアサヒビールを購入する現在の割合は60%を超えています。

樋口廣太郎さんによる社内改革とブランディングがアサヒを変えた!

当時、住友銀行の副頭取だった樋口廣太郎さんがアサヒビールの社長に就任した後、徹底的な社内改革とブランド構築を彼のリーダーシップの元に成し遂げたのです。

私は樋口さんの書かれた著書のタイトルを初めて目にした時、体に電気が走る様な感覚を覚え、その本を即購入しました。

そのタイトルとは“前例がない、だからやる” です。

前例がない、だからやる

前例がない。だからやる!―企業活性にかけた私の体当り経営 単行本 – 1996/6
樋口 広太郎 (著)

Amazonで1円から売られています。是非お読みください。(一番下に樋口広太郎さんの紹介を載せておきます。)

樋口社長の改革とブランド戦略

樋口社長は、古いビールの処分から手を付けました。

処分と言っても異物が混入したわけでも無く、まだ飲めるビールを鮮度が落ちたという事だけで自主回収し廃棄してしまうのです。

本のタイトル同様に世界中どこを探してもそんなビールメーカーは前例が無く存在しないのです。

当時の社員の猛反対も有り少々ためらったそうですが、5 億円くらいの負担ならば、将来への投資 と考えれば安いものだと考え実行したのです。

そしてかつてない設備投資をしコスト高になっても原料に徹底的にこだわり味の追求をしたのです。

今までの『ブランド』を払拭し、新たな『新ブランド』を構築したのです。

そしてかつてない程の宣伝広告費をかけ、その生まれ変わった『新ブランドを』発信したのです。

規模の大きい会社の話ですが、これらの改革は中小企業にも街の小さなお店にも通じる事なのです。

あなたも自社のブランドを構築してそれを発信しましょう!

本の紹介

前例がない、だからやる

前例がない。だからやる! (講談社プラスアルファ文庫) 樋口 広太郎 https://www.amazon.co.jp/dp/4062566079/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_QrFICbY1BJSM4

商品説明

「スーパードライ」を世に出し、瀕死の状態だったアサヒビールを業界No.1へと導いた元代表取締役社長、樋口廣太郎によるベストセラーの文庫版。成功するための心構えや法則をまとめた形になっているが、その中にアサヒビール復活のエピソードや「スーパードライ」開発物語などがうまく盛り込まれている。

本書には、樋口がライバル会社の会長にアドバイスをもらいにいった話や、食品業界ではタブーとされていた「味を変える」冒険に挑戦した話、多額のコストをかけて古いビールを回収した話(中略)など、さまざまなエピソードが登場する。

また、若手社員から持ち込まれた「スーパードライ」のアイデアを2度にわたり否定した話を持ち出して、「私は若い芽を摘もうとしたことがありました」と全社員に向けて謝ったエピソードからは、樋口の経営者としての懐の深さが感じられる。経営者としての責任を強く自覚し、人を導くことの重要性を心得ていた樋口ならでは心構えが、この1冊にぎっしりと詰まっている。経営者はもちろん、若手社員にもぜひ一読をおすすめしたい。(土井英司)

樋口廣太郎さんの名言

元気が出る樋口廣太郎さんの名言を一部引用させていただきます。

ブランディングのヒントが凝縮されていますよ!

樋口廣太郎

〈 樋口廣太郎の名言 〉

  •  本を読むのも大事だが、それよりいい友達を作りなさい。
  •  夢のない企業は社会に存在する価値はない。
  •  同業他社とシェア競争することが目的ではない。われわれの企業戦略の原点はお客様にある。
  •  大きい声を出して、いつも元気にニコニコしていれば、たいていのことはうまくいきます。
  •  儲けることを考えるより、世界でいちばんいいビールを作ることを考えようじゃないか。
  • バッド・インフォメーションを集めよ。
  • 姿勢が低ければ、みんながアドバイスし、応援してくれる。
  • 他人に対して常に本気で接し、熱意をもって当たる。そうすれば必ずエネルギーが伝わる。
  • 当社の目的は、大きい会社になることではなく、お客様に喜んでもらえるよい会社になること。
[ 出典 ]
樋口廣太郎[ひぐち・ひろたろう]
『樋口廣太郎語録』

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